都知事選、埼玉県の投票率0% 町田市は謎の高投票率
東京都知事選は31日、午前7時から投票が始まり、深夜にも大勢が判明する。テレビや新聞が連日報道するなど国政選挙並みの注目を集めていたが、埼玉県で投票率0%を記録したことが波紋を呼んでいる。
東京都選挙集計センターの中間統計によると、埼玉県内に100万人以上いる有権者は1人も投票していない。「池袋で石を投げれば埼玉県人に当たる」と呼ばれるほどの一大勢力だが、「埼玉県民の東京都知事離れ」が浮き彫りになった格好だ。
ある選挙関係者は「2020年東京五輪の一部競技は埼玉県内でも開催される。池袋で遊ぶ前に自覚を持ってほしい」と指摘。都政への関心の低さを示すこの結果について、「埼玉県に対して懲罰的に年貢を引き上げたり、池袋への通行手形持参の義務化も検討するのでは」(情報筋)との憶測も聞かれ始めた。
一方、神奈川県町田市では投票率が50%を突破。原因は不明で、東京都選挙集計センターは「東京都民でないのになぜ投票できたのかわからない」と首を傾げている。