フェイスブック「友達1億人」の男性、選挙で落選 アメリカ


世界最大の交流サイト・フェイスブックで「友達1億人」を達成したアメリカ人男性が、地元市議選に出馬し落選していたことがわかった。ニューヨーク・デイリー・フールが21日伝えた。

この男性はアメリカ・ニューヨーク州アグロー市に住むマイケル・アーグルトンさん(31)。今月行われたアグロー市議会議員選挙に出馬したが、得票数は全体の0.02%(29票)に止まり、「惨敗といえる状況。FU○K!」(アーグルトンさんのフェイスブックより引用)で落選した。

アーグルトンさんは08年からのフェイスブックユーザーで、見知らぬ人でも手当たり次第に友達申請するアグレッシブな取り組みの結果、その数1億7万1035 人(6月1日時点)。世界の70人に1人と友達の計算で、「世界最多の友達を持つ男性」としてギネス記録にも認定されている。

「立候補を表明したとき、世界中から『6500万いいね!』が付き、これなら勝てると思った」と話すアーグルトンさん。選挙活動でもフェイスブックをフル活用し、演説の様子を連日投稿。「平均で『5000万いいね!』があり、手応えを感じていた」だけにショックは大きい。落選を報告した投稿は『9000万いいね!』 だったという。

ネット選挙の専門家は敗因として、アーグルトンさんが友達の99.99996%と一度も会ったことがなく、98%がアメリカ国外在住であることを指摘している。