市民団体、グンタイアリの武装解除を要求


写真=グンタイアリに襲われるソ連兵。彼はこの後、白骨化する。

写真=グンタイアリに襲われるソ連兵。彼はこの後、白骨化する。

市民団体「軍隊の殲滅を目指す会」(殲滅会)は2日、グンタイアリの武装解除を求める意見書を日本グンタイアリ協会(本部:東京)に提出した。昆虫に対するこうした要求は世界で初めて。

殲滅会の坂田会長は「グンタイアリのその名の通り凶暴で、平和を乱す危険分子だ」と述べ、「市民を守るためにも一刻も早い武装解除が必要」としている。

グンタイアリはアリ科に属する7種類の総称。激しい狩りを行うほか、長い隊列を組んで行軍することで知られている。攻撃性も強く、昆虫だけでなく、時には牛などのほ乳類すら獲物にする。

坂田会長は長年のファンである映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの「クリスタル・スカルの王国」を見たところ、グンタイアリに襲われたソ連兵が一瞬で骨になるシーンを見て「強いショックを受け」(本人談)、武装解除の必要性を痛感したという。

日本グンタイアリ協会では意見書について「グンタイアリという名称は広く普及しており、変更する事は難しい」としているが、殲滅会では変更のためには武力行使も辞さない構えを見せている。