ネットニュースは「嘘」明記を義務付け 新聞各社が合意


大手新聞各社のウェブサイト担当者で作る「日本ネット報道協会」は19日、ウェブで配信するすべての記事に「これは嘘ニュースです」と明記する方針で一致したことを明らかにした。明日以降のすべてのウェブ紙面で適用される。

これは新聞各社の記事が常に「ねつ造だ」とたたかれる一方、いわゆる「悪質なデマサイト」の嘘ニュースを真に受ける人々が急増していることを受けたもの。

新聞各社は「真実の報道」を掲げているが、同じ出来事を取材しても、実際は記者個人の価値観や主張によって論調が大きく変わるのが実情。また「iPhone発売」「サンゴにイニシャル」など完全な「無」から記事をクリエイトする力業に長けた新聞社も一部に知られている。

報道協会の会議では、「何を報道しても新聞は非難されるが、嘘ニュースの連中がどんな嘘を書いても『嘘ニュースです』と書けば許される風潮がネットには根強い」との意見があがり、「我々も書きたいように書くべき」との声が業界内に高まっていることがわかったという。

こ の決定により、新聞各社はすべてのネット配信記事の末尾に「これは嘘ニュースです」の一文を追加する。「抗議や削除依頼があっても『嘘ニュースの風刺です から』と開き直ればいい」(協会理事)ことから、どんな個人攻撃・ねつ造・偏向・虚偽報道も可能になり、嘘ニュースサイトは厳しい競争を強いられそうだ。

ネットメディアに詳しい立川工科大学ニコニコ学科の帆足博之教授は「これから、嘘を嘘と見抜けない人は新聞を読むのは難しい時代がやってくるのでは」と話す。なお、嘘ニュース界のクオリティペーパー、東スポはこの会議に参加していない。