「犯人はお前だ」 小学生名乗る探偵サイトが話題

「犯人はお前だ」 小学生名乗る探偵サイトが話題


写真=全身黒タイツ姿の不審者

写真=全身黒タイツ姿の不審者

「小学生の江戸川」を名乗るユーザーが、難事件の犯人を言い当てるサイトが話題を呼んでいる。ツイッターなどで拡散され、その完成度の高さから「誰が作ったのか」という意見があがっている。

このサイトは22日にオープンした「犯人はお前だ」(http://who−hannin.com)。難事件に対して独自の推理を披露し、犯人を名指しするだけでなく、動機や動かぬ証拠も提示している。「このサイトについて」というページでは過去に解決した事件として、東京を一望できるベルツリータワーのオープニングセレモニーで出席客が狙撃された事件や、山手線爆破未遂事件、外国人から「SHINE」と言われた事件などを上げている。

「小学生の江戸川」は自らを小学一年生としているが、綿密で隙のない論理的思考、サイトの推理を元にして警視庁が犯人を実際に逮捕した事実が明らかになると、一部からは「小学一年生がここまで推理できるのか」と不自然さを指摘する声が上がった。また、過去に解決した事件についても社会的には探偵の毛利小五郎氏が解決したとされているケースも含まれており、騒動は沈静化しそうにない。

犯罪について研究する米花大学心理学科の青山教授は、「あくまで想像だが、黒の組織に飲まされた薬によって体が縮んでしまった『体は子ども、頭脳は大人』な人物が絡んでいるのではないか。あくまで想像だが、毛利探偵に麻酔銃の耐性が出来たために探偵役を演じるのはなかなか難しくなり、自ら情報発信を計っている可能性がある。あくまで想像だが」と話す。

「黒の組織」や「麻酔銃」に関する詳細は不明だが、よく似たドメインを「AGASA」なる人物が取得していることもあり、連載開始から20年経った今も漫画の世界では半年しか経過していな某推理漫画が、時系列の整理やマンネリ化を防ぐ目的で次なる展開として立ち上げたサイトとの見方も指摘されている。