探査機打ち上げ延期、職員の打ち上げも延期へ


写真=社会人は気の乗らない飲み会でもこの表情を見せる必要がある

写真=社会人は気の乗らない飲み会でもこの表情を見せる必要がある

宇宙開拓機構は30日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で予定されていた小惑星探査機「とんび2」の打ち上げが再延期となったことを受け、プロジェクト終了後の職員による打ち上げも再延期を決めた。この日、社内報に発表されたもの。

同機構によると、職員の打ち上げは延期せずに「とんび2」の打ち上げ成功後に2回目の打ち上げを行う案もあったというが、「当初から若手職員の参加率が低く、2回も行うのは予算的にも苦しい」としている。日程変更により、今後は参加率がさらに低下する可能性もある。

当初の予定では12月1日午後に打ち上げ後、同日19時から種子島内の居酒屋「満点星」でプロジェクト終了を祝う打ち上げを行うことになっていた。しかし「打ち上げをしていないのに打ち上げする気分になれない」との指摘を受け、再延期を決めたという。

この打ち上げは職員全体でも6割程度しか参加希望者がいない状況。特に若手職員は「プライベートを大事にしたい」として半数近くが欠席を表明しており、「再延期をして日程が変われば参加者がさらに減る可能性が高い」として割り勘の予算を心配する声が幹事から聞かれている。