屁力発電所、建設へ 「献屁」でガス募る

屁力発電所、建設へ 「献屁」でガス募る


有識者で作るエネルギー開発会議は25日、世界初となる屁力発電所を建設すると発表した。次世代の再生可能エネルギーとして期待され、年内にも建設候補地の選定に入る。

屁力発電は、人間の屁に含まれるガスを利用してタービンを回して発電する仕組み。人が出す屁の量は一年を通じてほぼ変動しないため、天然ガスなどと違って電力の安定供給が可能となる。

燃料となる屁は「国民一人一人から集めたい」(同会議)としており、街に「献屁ルーム」を設置したり、職場や学校、ショッピングセンターには「献屁カー」を派遣して屁の提供を募る。

試算によると1世帯分の一日の電力消費量を作り出すためには1000人程度の屁が必要。発電量の安定に向けてさつまいもの増産体制も提言していく。

一方で、建設候補地の選定には難航が予想される。大量に集めた屁が事故などで漏れ出した場合の対策は決定しておらず、周辺住民の説得には時間がかかりそうだ。こうした状況について会議は「結局は人間の体から出て来るものだし無害。屁でも無い問題だ」と話す。