残業を推奨 「ディスカウントフライデー」開始へ

残業を推奨 「ディスカウントフライデー」開始へ


経済界の有識者で作る社会貯蓄研究会(社畜研)は23日、毎月の最終金曜日に残業を推奨する「ディスカウントフライデー」制度の導入を決めた。

この制度は、毎月の最終金曜日に仕事を早く終える「プレミアムフライデー」が今月から始まることを受けたもの。早めに退勤した社員の分まで仕事をこなすことになる「押し付けられ社員」たちの不満解消と意識向上が狙いだ。

また、「プレミアムフライデーで労働時間が短縮したら業績が悪化するのでは」と本音では懸念する経営者たちもディスカウントフライデーに「強い関心を示して」(社畜研)おり、一気に導入企業が拡大する可能性もある。

導入する企業に対しては、終業時刻になったら社員全員のタイムカードを自動で押すなど「社員が残業しやすい労働環境作り」を求めていく。今後は終業時刻を22時にしたり、エナジードリンクを無償配布するなど、残業をサポートする具体策を推奨する方針だ。