ホワイトデーで過払い、返還求めて男性が提訴

ホワイトデーで過払い、返還求めて男性が提訴


ホワイトデーのプレゼントで過払いが生じたとして、千葉県の男性が16日、差額返還を求めて妻を市川地裁に提訴したことがわかった。

提訴したのは団体職員の夫(37)。ホワイトデーに妻(35)から1万800円の高級チョコをリクエストされたが、バレンタインデーにプレゼントされたチョコは廃棄のバーゲン品(100円)だったことが判明。「著しく公平性を欠く」として1万700円の返還を求めている。

訴状によると夫は、「(バレンタインデーのチョコが)売れ残った廃棄品だとは知らず、お返しは妻に言われるがまま1万円の高級チョコを購入した。月々の小遣いが1万5000円なので、非常に厳しい経済状況に陥った」と主張。

妻は「高級チョコのカタログをテーブルに置いただけで、購入は強制していない。100円チョコに1万円分の価値を見出したのは本人の意思によるもの」と説明している。

夫の代理人は「詳細は裁判で明らかにしていきたい」とする一方で、「義理チョコすら20年近く縁が無いので、個人的には100円チョコでももらえるだけ良いのでは」と複雑な胸中を明かした。