一人で仮装した疑いで男を逮捕 予定無いのに徘徊

一人で仮装した疑いで男を逮捕 予定無いのに徘徊


警視庁・西池袋署は31日、予定も無いのに仮装をして出歩いたとして、東京都豊島区平川の自由業・高村健一郎容疑者(31)を東京都安全管理条例違反の疑いで逮捕した。高村容疑者は「仮装したことは事実」と話し容疑を大筋で認めている。

調べによると高村容疑者は、31日午前、予定がドタキャンされたことを受けて時間を持て余したことから仮装を計画。自宅で魔法少女のコスチュームに着替えると、特に友人と会ったりパーティに出席する予定が無いのに近所を出歩いた疑い。

高村容疑者の仮装を見た近所の住民から「一人で仮装して出歩いている男がいる」と通報があり、駆けつけた署員によって現行犯逮捕された。当時、高村容疑者は「トリックオアトリート」などと意味不明のことを叫んでいたという。

逮捕の瞬間、周囲はハロウィンの仮装行列で賑わっており、現場は一次騒然とした。通報した住民は六本木ヒルズで開催されるハロウィンパーティに友人と参加する途中だったと言う。自身もミニスカナースの仮装姿だったため、「今日はハロウィンでみんなが開放的になっているので、ああいう人(高村容疑者)が一人でうろついているかと思うと怖い。気持ち悪い」と不安を漏らす。

捜査関係者は「仮装と変質者の違いは紙一重。予定の無い場合は仮装しても出歩かず、自宅にこもっていてほしい」とし、単なるコスプレ祭りと化したハロウィンはリア充だけのイベントであることを周知すべきとの見方を示した。