「右も左もわからない」新社会人が9割 学力低下が深刻


新社会人の9割が「右」と「左」の基本的な区別もできないまま入社していることが14日、労働文化研究所の調査で明らかになった。深刻な学力低下と、それを承知で採用する企業側の姿勢が問題になりそうだ。

労働文化研究所の「新社会人に関する意識調査」による結果で、今年社会人になった全国の男女1万人を対象にアンケートを実施。社会人としての自分に対する評価や、仕事への取り組み方などを調べた。その結果、「(入社当初は)右も左もわからなかった」と答えた人が91.2%と全体のトップとなった。

調査担当者は「間違いなくゆとり教育の影響だろう。右と左の区別すらできないことを良しとする過保護な社会にも問題がある」と指摘している。

また「会社への質問・要望」との問いには「会社とはWinWinな関係を築きたい」「新人歓迎会に出席したら残業代が出るのか知りたい」という回答、「社会人生活でかんばりたいこと」に対しては「毎日のランチミーティング」「学生団体で代表を務めた経験を生かしたい」「スタバでmacを使いたい」など意識が高いところまで伸びきって成層圏まで到達する回答をした新社会人も数%おり、「意識の二極化」が浮き彫りになった格好だ。

雇用問題に詳しい居酒屋代表の話
「365日24時間働くことに、右か左か正しいか正しくないかをわかる必要はない。考える余地を排除して、とにかく体を動かすことが健全な労働なんです」