島根で「関西弁」必修化へ 個性の強化目指す

島根で「関西弁」必修化へ 個性の強化目指す


画像=島根県は「影が薄い県」「場所がわからない県」として話題に上がる

画像=島根県は「影が薄い県」「場所がわからない県」として話題に上がる

島根県教育未来懇話会は29日、県内の小中学校で「関西弁」を必修化するよう求める意見書を取りまとめた。「関西弁」の強烈な個性を学ぶことで、影が薄いと評される島根県のイメージ払拭を狙う。

島根県は「影が薄い都道府県ランキング」のトップ常連。懇話会の宮根和夫会長は、「影の薄さを克服して強烈な個性を手に入れるには、うるさいほど目立つ関西人の言動を学ぶことが重要」と結論付けた。

すでに高津市の中学校では試験的に関西弁の授業が始まっている。大阪府八尾市出身の講師による授業は、ネイティブならではの「話す・聞く」を重視した実践的な内容だ。

中学1年生の山田和輝くんは好きな関西弁に「ワレ何しとんじゃ」を挙げる。講師が話しているのを聞いて気に入ったそうで、「勉強して使いこなしたいでんがなまんがな」という。

懇話会では今後、英語の授業でも関西弁以外は使用禁止とすることを検討中。また、より強いインパクトを目指し、関西弁の中でも個性豊かな河内弁を中心にカリキュラムを組んでいく方針だ。