子どもに見せたくない夢、1位は「世界征服」
日本よりよい家族協議会(よりよい会)は26日、5歳から15歳の子どもを持つ保護者を対象にした「子どもに見せたくない夢」調査の結果を発表し、「世界征服」が1位となった。
この調査は「健全な夢にあふれる社会の実現」を目的に今年初めて実施されたもの。よりよい会に所属する保護者1万人を対象に「子どもの将来の夢に関する意識調査」を行った結果、「子どもに見せたくない夢」が【ある】との回答は8割を超えた。
1位の「世界征服」には「内容がばかばかしい。荒唐無稽すぎる」、「もっと現実を見てほしい」、「帝国主義を連想させる」などの厳しい意見が寄せられた。
2位は「日本代表」(何の代表かは規定せず)で、「まずは学級で代表になってから夢を語ってほしい」という声が目立つ。3位は「大金持ち」、4位「アーティスト」、5位「海賊王」だった。
一方で、「子どもに見せたい夢」調査も行われ、1位は「給料はそこまで高くないけど残業代がしっかり出て定時に帰ることのできる仕事に長く勤める」で、2位は「老後も安定した収入があること」、3位に「やりがいとか度外視しても堅実な人生を送る」がランクインしている。
この結果を「保護者世代の暮らしぶりと強い安定思考が反映された」と分析する内川よしきくん(8)は、「貴重なご意見を真摯に受け止め、今後の夢の抱き方の参考にさせていただきます」とコメントした。