宇宙ステーションからも受信料徴収 集金人を派遣


写真=国際宇宙ステーション(資料)

写真=国際宇宙ステーション(資料)

テレビ放映協会は24日、経営管理委員会を開き、宇宙ステーション(IUSO)からも受信料を徴収することで一致した。これまでの滞納分を含めると、総額2兆3千億円に上る。

宇宙ステーションは1998年の打ち上げから現在まで、テレビ放映協会の放送電波を受信。当初は電波照射実験の一環だったため、これまで受信料について議論されることはなかったという。

受信料徴収の強化を掲げるテレビ放映協会では、こうした実態を「未納」と判断。今年に入って「督促状を何度も郵送したが、一向に返事がないため」(経営管理委員の一人)、集金人の戸別訪問を検討していた。

宇宙ステーションまでの交通手段が懸念されていたが、独自に開発を進めた宇宙船の完成に目処がたったという。前述の経営管理委員は、「受信料のためなら、我々は宇宙の最果てまで追っていく。その執念たるや、深海のダイオウイカの比ではない」と話す。

集金人はすでに宇宙滞在に向けたトレーニングを開始。順調にいけば来月にも、テレビ放映協会の屋上から宇宙ステーションに向けて出発する。一連の様子は「プロジェクトスペシャル 〜集金に命をかけた男たち〜」で年内にも放送予定。