24時間CM専門チャンネルが開局へ 日本初


イラスト=従来のテレビ局との比較

イラスト=従来のテレビ局との比較

いつまで経ってもCMが続き、新聞のテレビ欄にも番組名が載っていない−。日本で初めてとなるCM専門チャンネルが、来年にも開局予定であることがわかった。大手広告代理店・電博が26日、定例会見で明らかにした。

電博によると、このチャンネル「CM+(シーエムプラス、仮称)」では時報やニュースなど番組は一切放送しない。成沢哲夫メディア統括コミュニケーションプランニング本部長は「主役は番組ではなく広告。CMのクリエイティビティを楽しんでほしい」と話す。一日に流れるCM本数は、民放各局の平均と比べて最大1万倍に達する見込みだという。

通常のCMは、スポンサー企業がCM放送枠を番組への「提供」という形で購入するのが一般的だが、高視聴率番組では価格が高騰したり、逆に低視聴率番組では広告効果が見込めない問題があった。また、番組内容に腹を立てた視聴者から企業が批判されるリスクも指摘されてきた。

しかし、「CM+」ではそもそも番組が無いことから、番組人気や視聴率に広告効果が左右されない。さらにCM放送枠が大幅に増えることから、販売価格を低く抑えられるメリットがある。

成沢(略)本部長は「最近は『ガールフレンド(仮)』や『パズドラ』、『白戸家』など名作CMが多い。テレビは決してオワコン(終わったコンテンツ)ではない」とした上で「CMを見ながら家族だんらんを楽しむのもいいのでは」と次世代型のスマートライフスタイルを提案する。記者の「『ドコモ田家』はどこにいったのか」との質問には答えなかった。

企業がそれなりの金額を出せば24時間同じCMを繰り返すことも可能で、会場で『ランチパック/ダンス篇15秒ver』を24時間にわたりリピートするデモ映像が流されるなど、洗脳的手法を取り入れた新しい広告宣伝モデルとしても注目を集めそうだ。

電博では来年4月1日の開局を目指すと同時に、2年後をめどにラジオCM専門チャンネルの運用も視野に入れているという。