コーラ味のラムネ工場が爆発 千葉
千葉県木更津市にあるラムネ工場で30日、大規模な爆発が起こり、周辺住民が避難する事態となった。けが人はいない模様。
爆発があった のは、コーラ味のラムネを製造する建物。30日午前11時ごろ、従業員が原料となるコーラが入ったタンク(容量10トン)にラムネを投入したところ、 突然「…シュー…ブシューッ…ドン」という大きな音とともに爆発。コーラが吹き上がり、屋根を吹き飛ばしたという。
コーラ味製造部門の担 当者は、「いつもなら粉末にしてから入れるラムネを、時間短縮のために1000粒一気に入れてしまった」と話しており、これにより「ラムネガイザー」 (炭酸飲料にラムネなどを入れると化学反応を起こして一気に吹き上がる現象)が発生した可能性が高い。
吹き上がったコーラは、午後1時過ぎには地上250mに到達。その様子は遠く離れた「うみほたる」からも見えたとの情報もある。現在も小規模な爆発が続いており、消防も近づけない状態だという。
工場周辺の住宅には上空からコーラが降り注ぎ、強いベタつきと甘ったるい匂いが充満。住民20世帯56人が避難しているほか、テレビ千葉では臨時の「コーラ天気予報」を放送して注意を呼びかけている。