鳥取県、東京都を誘致の意向

鳥取県、東京都を誘致の意向


写真=鳥取県旗

写真=鳥取県旗

鳥取県内の財界人で作る鳥取経済振興会議は6日、東京都を県内誘致することを決めた。首都のあらゆる機能を取り込むことで「鳥取に活力を与えたい」としている。

同会議が示した骨子案は、国会議事堂と首相官邸、省庁などの行政機能に加え、都内の全自治体を県内に移設。さらに東京タワーやスカイツリー、ハチ公像などの観光名所、スターバックス六本木駅前店やドン・キホーテ銀座二丁目店の誘致も計画している。

誘致がすべて実現すれば、鳥取県には東京都民1355万人も転入する見込み。人口は全国最下位から1位に躍り出ることになり、「経済効果は計り知れない」(関係者)。急激な人口増による混雑が予想されることから、鳥取駅北口に渋谷スクランブル交差点を、インフラとして東京駅や山手線の誘致も検討する。

同会議は年内にも署名活動を開始。来春にも県民10万人分の署名を集めて県議会へ提出する予定だ。ただ、東京ディズニーランドや町田市を誘致することで千葉県や神奈川県との間に領土紛争が起きることを懸念する声もあり、調整は難航しそうだ。