エンブレム、競技場、ユニフォーム…「非公式五輪」開催へ

エンブレム、競技場、ユニフォーム…「非公式五輪」開催へ


東京五輪にまつわる「非公式」を集めた「非公式五輪」が開催されることがわかった。ネットユーザーで作る東京五輪非公式組織委員会が明らかにしたもので、東京五輪組織委員会の決定すべてを覆す方針だ。

「非公式五輪」は、エンブレムや新国立競技場など「公式」の白紙撤回が相次いだことを受けてネットユーザーが提案。「公式決定を根底から覆す」を合言葉に、ネットを中心に批判の多いボランティアの制服など、ありとあらゆる決定を見直していく。五輪会場は東京を予定しているものの、ベトナムのトンキンを推す声もあるという。

エンブレムやボランティア制服の新デザインは、ネット上で一般国民の支持を受けている非公式デザイン(扇や法被)を採用予定。新たに必要となるデザイン(選手村のトイレ標識、五輪まんじゅうなど)については、ツイッターやピンタレストなどSNSを使って「自分が考える最強のデザイン」を広く募集し、「庶民感覚を大事にした選考を目指す」(非公式組織委員会)という。

一方で、別の庶民感覚の持つネットユーザーは「新エンブレムはベルギーのドビ氏に依頼すべきだ」と指摘。その他のユーザーも「過去に前例のない完全オリジナルのエンブレムを作るべき」、「懐かしさを感じるエンブレムが良い」と主張するなど意見は様々だ。

こうした事態を受け、東京五輪非公式組織委員会は非公式東京五輪非公式組織委員会を発足。東京五輪非公式組織委員会の決定すべてを覆す方針で、まずは扇のエンブレムや法被のユニフォームに代わる非公式非公式デザインを選定するとしている。