Twitterで通報機能が追加 デマ増加で対策へ


簡易投稿サイトTwitterを運営するTwitter社は1日、利用者によるデマや風説の流布など悪質なツイートが急増していることを受け、新たに「通報機能」を追加することを明らかにした。同社は、「ツイート自粛の一つの方法」などと説明している。

「通報機能」は、デマや冗談と思われるツイートを発見した利用者が、個人の判断でTwitter管理運営者へ報告・削除・通報ができる仕組み。それにより、即刻ツイートを削除できる他、強制的なIP開示、アカウント削除、悪質と判断された行為については警察への通報など厳しい対応がなされるという。スパムとして報告していたこれまでと比べ、迅速に情報を選別することが可能となる。

最近のTwitter上では、未確認な情報の錯綜によりデマや誤報の連鎖が多発。嘘ニュースが真実としてリツイート(他人に情報を知らせる機能)され続けて「炎上」するなど、社会的な問題にもなっていた。

デマを真実と信じ込む人が多数現れる中、管理人首相は「情報の判断を冷静に」と異例の呼びかけをしたばかり。鳩山由起夫前首相も自身のTwitter上で 「息を吐くように嘘をつくのは、愚かな人がすること。宇宙を見つめていれば心が浄化されるのだから」などと懸念していた。