集団「明けましておめでとう」4000人 ギネス申請へ
秋田県六山市の山大洞神社で、1月1日午前0時1分、有志4000人がいっせいに「明けましておめでとうございます」と新年の挨拶をした。同市は、これを「同時に新年の挨拶最多人数」として英ギネス社へ申請した。
自ら応募し、参加した大神純一郎市長は、「わが市の人口の1割が参加し、また遠く全国からも来てくださった方がいる。4月に市は消えても、記録上に残ることがうれしい」と、今年4月に近隣3市との合併で「六山市」が消滅することに対し、涙ぐんだ。
事前の参加応募では、およそ6000人が応募。結局、当初の予定定員数2000人の2倍、4000人に絞り込まれ、31日午後6時半に現地集合となった。
NHKや民放各社の時報を絶えず気にしながらの達成に、沖縄県からの参加者・嘉城健太さん(24)は「世界記録の場に立てた。今年はもっと世界的なことをしたい」とうれしさと抱負を語った。
今回の「世界記録」の主催者・田中ヒロシさん(56)は「六山が世界に知れ渡った瞬間。2005年は日本、いや秋田、いや六山の時代が来る」と興奮した様子だった。
英・ギネス社へは資料とともに2日、正式に承認を求め輸送。結果は今年7月に出される。