若者の「日本人離れ」進む 落ち込む「日本人らしさ」と国際化の波
国立「離れ」研究所の尾木新太郎所長は7日、神奈川県で開かれている「国際『離れ』学術研究サミットin箱根温泉〜年越し行楽の旅〜」で、最新の研究報告として「日本の若者による日本人離れ」を公表した。尾木所長によれば、近年増加する若者の「日本酒離れ」「テレビ離れ」「結婚離れ」などは、すべて「日本人離れ」に帰結するという。
例として挙げたのは、昨今流行するという「森ガール」について。「森にいるようなガールにそこらへんの普通の日本人がなれる訳無いでしょう。あれは特別な蒼井優や宮﨑あおいだから許されるんであって、森ガール大好きな私からすれば許せない。(中略)まあつまり、似合わないにしろ、森ガールになりたいという無謀な挑戦をしてしまうこと自体が、日本人離れなんです。普通の日本人じゃ無理なんですから」と持論を展開した。
こういった兆候は、1990年代の渋谷に出現した謎の狩猟部族「ヤマンバ」にルーツが見られるという。「ヤマンバなんて日本人じゃないですよね。どこかの国から密入国したか、実験体として秘境から持ち込まれた個体が逃げ出して野生化したんでしょう。奴らが渋谷で増殖したのを日本人が見て、影響されていった可能性は高い。簡単に増えて、グレムリンみたいなもんだ」と指摘、ヤマンバに対する個人的な恨みに起因すると思われる罵詈雑言で研究発表は締めくくられた。
一方で今回の発表会に研究者の姿は無く、「尾木所長離れ」が深刻化していることを窺わせた。