十二支、来年は猫へ変更に
国会議員と有識者で作る「新十二支を考える会」は7日、来年度の干支を、従来の「戌」から「猫」へと変更することで一致した。試験的に一年間だけ導入され、13年後は未定。新規参入は、干支思想が成立して以来約2700年ぶりとなった。
新十二支は、「いたち」や「山羊」など7つの候補の中から最終的に「熊」、「猫」、「まぐろ」が選ばれて審議が続いていた。猫に決定した理由について西村浩次会長は、「緩やかな下り坂を見せる猫業界の盛り上がりを支援する」ものとし、同時にねずみに対して何らかの処罰を与える方針も示した。猫は、ねずみのついた嘘によって十二支に入っていなかった。
来年度に予定されていた戌は07年へ繰り上げとなるが、年末での唐突な変更に混乱は避けられない見通しだ。今後は、政府主導で全国の関係団体にカレンダーなどの印刷し直しを要請する。
今回の決定は日本経済の盛り上がりを期待しており、猫業界だけでなく、カレンダー業界や出版業界などの影響も予想される。出版大手数社では、戌の字に書き足して猫に変える技の解説本が出版されることが決定し、今後も多方面で影響が出そうだ。
政府は経済効果を3兆5千億円と試算しているが、戌業界は「不服」として猫関連製品について非買運動を発表している。
猫の顧問弁護士・根来猫太さんの話
「にゃあにゃあにゃー。にゃあにゅー。ニャーニャー(ついに、悲願が叶った。先祖になんと言ったらいいか。涙で何も見えない)」