「大富豪」「UNO」統一ルール制定へ 有識者会議発足


全国で人気の高いカードゲーム「大富豪」や「UNO」の、地域的なルール差異を深刻に受け止めた大泉首相は21日、記者団に対し「統一ルール制定へ向けた有識者会議を発足させる」と宣言した。歴代首相の中で、特定のゲーム問題に介入するのは初めて。

前日、国会答弁で大洲義弘議員が「地域別の大富豪やUNOのルールがバラバラすぎる。教育界では、転校生が新しいルールになじめず不登校になるケー スも増えている」と発言。これに対して首相は「昔は丁半博打だって地域ごとに多少の違いがあって、苦労した。しかし、現代のゲームでもそうしたことが頻繁に見ら れるのなら対処すべき」と改善の意思を表明していた。

明日にも有識者会議の骨子が明らかになる見通し。現職議員で作る「とらんぷ愛好会」会員が中心となると見られるが、対する「UNO連盟」とのポジション争いが予想される。首相は、「3、4年後までに制定できれば。ちょうど孫が物心付く頃なんだよね」と希望を口にした。

街では「『革命』を知らなかった。統一で、これまで対戦できなかった地域との交流が愉しみ」(主婦)、「修学旅行の電車で生徒とUNOをやると、『シバリ』を知らずに馬鹿にされた思い出がある。同じ思いをする教員がいなくなると思うとホッとする」(現職教員)などの声が聞かれた。