酢豚にパイナップル混入 全国で相次ぐ


写真=事件のあったスーパーマーケット

写真=事件のあったスーパーマーケット

3日午後1時ごろ、神奈川県横浜市内のスーパーで酢豚を購入した男性から「パイナップルが入っている」と店に届け出があった。同じ棚の他の酢豚からもパイナップルが見つかったため、店ではすべてを回収して従業員の夕食とした。

店から通報を受けた警察の調べによると、パイナップルは長さ約2センチ、幅1センチの食べやすい大きさ。いちょう切りになっており、容器内に2人分の量が入っていた。容器には外から入れたような穴や包装の乱れは確認されていない。

パイナップルが偶然入るとは考えにくいことから、調理過程で混入したとみられる。警察は何らかの事情を知っているとみて調理した男性(26)から話を聞いているが、「その組み合わせは個人的にありえない」と容疑を否認しているという。

酢豚からパイナップルが見つかる事件はかねてより全国で多発。大規模な反社会的勢力による関与が指摘されているほか、暑くなる6月、7月には「冷麺に梨」、「冷やし中華にスイカ」が混入する事件も起きており、模倣犯の可能性もある。

報道を聞いた横浜市内の女性は「こんなことするなんて、犯人は絶対に許さない」と話し、リンゴ入りポテトサラダを購入していった。