ミミズバーガーに牛肉混入 偽装表示の疑い


写真=牛肉が混入していたというハンバーガー。※刺激が強いためモザイク処理しています

写真=牛肉が混入していたというハンバーガー。※刺激が強いためモザイク処理しています

9日、ハンバーガー販売大手のバーガーヘラルドは会見を開き、「ミミズを100%使用した」としていたミミズバーガーについて、実際は牛肉が混入していたことを明らかにした。

混入が見つかったのは「ビッグミミズ」「ミミズチーズ」「ミミズタツタ」など主力メニューばかりで、経営に影響を与えることは必至。ミミズバーガーを購入した消費者からの「牛肉の味がする」との指摘を受け、社内調査していた。

同社は「契約農家から仕入れた安心安全なミミズがあなたを待っている」をキャッチコピーとし、「一度食べたらやめられない味」「ミミズ以外を食べたくなくなる」などと宣伝していた。しかし実際は、同社アルバイト社員が国産和牛を混入させたミミズハンバーグを使用。今月初めには発覚していたが、事実をを隠して販売していたという。

吉井社長は会見で、「ミミズ100%は我々の誇り。今回の問題は誠に遺憾だ」と話し、牛肉を混入させていたアルバイト社員を即日解雇したことを明かし、「刑事告発することも視野に入れている」という。

ミミズバーガーのファンだという女性(22)はこの事件について、「ミミズはヘルシーだから好きだった。ミミズ100%だから食べていたのに、牛肉が混じっていたなんて考えると吐き気がする」と嘆いていた。