一部携帯電話で内蔵時計早まる 31日午後11時に新年迎える事例多発
日本電波研究所は1日、緊急で会見を開き、日本国内で使用されている一部携帯電話について「電波障害」が発生したことを公表した。それの影響で、携帯電話内蔵時計に1時間程度の誤差が生じたという。
同 研究所の鳥居研究員は「観測所からの電波の受信が正常に作動しなかった。そのため、内蔵の時計が早まり、結果的には時刻が狂った」と話した。問題の携帯電 話では、「12月31日午後11時00分」に「1月1日午前0時00分」と表示されたと言い、メールなどで新年を祝う利用者およそ300万人に影響が及ん だと考えられる。
行動などを短文で投稿するサイトTwitter上でも、携帯電話から31日午後11時に「新年なう」などと書き込む利用 者が数多く見られた。該当機種以外の人々からすれば奇異な行動だけあり、「今後の人間関係などへの様々な影響がある。周囲の指摘でやり直す2回目の『おめ でとう』の恥ずかしさと言ったら無かった」(鳥居研究員)
という。