警視庁で捜査官向けのパソコン講習会 ペイントやエクセル学ぶ


警視庁は20日、現役の捜査官を対象としたパソコン講習会を開催し、その様子を報道陣に公開した。サイバー犯罪の増加を見据えたもので、パソコンやインターネットに対する捜査官の理解向上が狙い。今後、取り締まり強化へつなげたい考えだ。

およそ30名が参加した今回は、エクセルでのグラフ作りやペイントソフトによる図形の着色、インターネットにアクセスして検索を体験する―といった操作を実践的に学ぶ。
パソコンを立ち上げる段階で言葉の意味が分からず、パソコンを持って立ち上がってしまった捜査官(55)は講習会を終え、「生まれて初めてインターネットを体験したが、思いのほか楽しい」と手ごたえを口する。

また、検索サイトを体験していた捜査官がアダルトサイトのワンクリック詐欺に遭うなど、実践さながらの緊張が走る場面も見られた。

警視庁の担当者は、「捜査官の中には、パソコンというとせいぜいソリティアで遊んだ程度という人が多い。遠隔操作ウイルスなど犯罪が巧妙化する中で、人材の育成は急務」と講習会の狙いを説明する。

次 回の講習会では、撮影した画像を取り込んでソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)で共有したり、コメントする方法について学ぶ。最終的には、海外 の匿名プロキシサーバーを経由した違法アクセスの解析や、ファイル共有ソフトの違法ダウンロード履歴の抽出をマスターさせるという。