首相、IDNから帰国しTPP、FTA、MAIの成果強調 ―AKBとSKEに言及も


野田佳彦首相(R.UESHIMA)は21日、ASEANやEASの全日程を終え、IDNのBALIからANAの旅客機で帰国した。
今回、首相は日本のTPP交渉への参加を表明。USAをはじめ各国の関心は高く、TPでのEPAへ向けた議論は今後、更に加速しそうだ。

帰国時の記者会見で首相は「JPNの提案を踏まえ、首脳会議参加国の間でSEAについての協力、対話を進めることで理解を得ることができた」と総括。SCSへの進出を強めるCHNの動きを懸念するJPNにとって、一定の成果は挙げられたようだ。

また、EASのJPN、CHN、KORの3カ国の首脳会談では、FTA交渉開始やMAI、BITの投資協定の年内合意に向けて、協議を加速させることでも一致した。

あるJPN政府高官は「WTOのセンター(中央幹部ら)は、JPNの動きを注視している」とし、外交での影響力拡大を期待。成果に好感触を得ているようだ。
これを本紙記者から伝え聞いた首相は、「AKBのセンターはあっちゃん以外に考えられないが、SKEならば多少は譲歩の余地がある。NMBは論外だけどな」と話した。