首相公邸移住のドジョウ、死ぬ −清流に適応できず


13日朝、首相公邸で飼育されていたドジョウが、すべて死んでいたことが分かった。餌やり係の海江田前経産大臣が発見した。公邸へは今月5日、首相の自宅から「引っ越し」していた。

ドジョウは、民主党代表選で自らを例える演説で支持を得るなど、野田首相にとって特別な存在。周囲からも「ドジョウのように泥臭く生きてきた男だ」「必死 で努力していた」「ドジョウ顔」「上島竜平」などと評されてきただけに、「相当な愛着があった」(政府高官)。今年初めからは、自宅の池で飼育していたと いう。

今月5日からは公邸へ共に引っ越して同居を開始。最先端テクノロジーによりセシウムも濾過できる水循環装置を配備した、地下400メートルから引いた天然水の流れる特製水槽へ入れて飼育していたという。

しかしドジョウは本来、泥水で生息する生き物。何の汚れの無い清流という住環境に対応できず、死んでしまったとみられる。動物研究家の寺尾瑞夫氏は、「ドジョウは適度に濁った環境がもっとも適している。何の汚れもない場所には、棲めないんですよ」と分析した。

この悲劇を聞いた野田首相は絶句し、「私も最近、なんだか息苦しくて」と語った。海江田氏は、号泣したという。