メダル第一号は木村が「金」 [五輪女子フリー雪かき]


写真=「ドリル・バタフライ」を決める木村優子

写真=「ドリル・バタフライ」を決める木村優子

トリノ・オリンピック注目競技の雪かきは11日、女子フリースタイル決勝を行い、日本の木村優子(24、ラ・マンチャ建設)が27秒52、28.85ポイントで優勝した。これが、日本勢の今大会メダル第一号。木村は、同時に今冬の新潟派遣が決定した。

銀は、サウジアラビアのアル・マハメド・エドール・ジャン・メリミ・カミリア・スミノール・アリ(以下略)、銅にはロシアのミンナ・ダイスキーが輝いた。

予選を1位で通過した木村は、決勝で終始独走ペース。観客の声援にも応える余裕も見せながらトップを維持した。終盤には、スコップをドリル状に回転させる「ドリル・バタフライ」で勝負を決定付け、芸術点でも高評価を得た。

今季、W杯(新潟)はケガで棄権したが、見事に復活。優勝決定直後は泣き崩れた木村だったが、インタビューでは「雪かきを続けてきて良かった。バカらしくなったこともあったけど、何でも続ければ成果って出るんですね」と笑顔で語り、”優子スマイル”で会場を沸かせた。

==明日はワカサギ釣りなど注目競技==

メダル第一号が金メダルとあって、これからの日本勢の活躍に期待は高まるばかり。12日午前10時(現地時間)からは、ワカサギ釣り男子決勝が行われる予定で、西村智明(自衛隊)に期待がかかる。

他にも、雪合戦予選(同11時)、キタキツネ呼び寄せ決勝(13時)、スキー1万メートル決勝(15時)などが予定されている。