「来年消えそうな芸人」1位は不明のポチョムキン
吉元興業は7日、「来年消えそうな芸人」アンケートの集計結果を公表した。これは、「世間の笑いニーズに合わせた営業を」の考えの元で毎年実施されており、今回が10度目。全国から無作為に抽出した男女約1000人を対象に行ったアンケートが基になる。
栄えある1位は、4割近くが回答した漫才コンビのポチョムキン。しかし、全国のプロダクションにこの名の芸人はまだ存在して居らず、来年早々の登場と早々の消滅が期待される。
「声がイヤだと思う」(16歳女性)、「臭いと思う」(22歳男性)、「嫌いな友人の田中君に似てると思う」(35歳男性)、「夫の遺言だと思う」(92歳女性)など、幅広い年齢層からの声が目立ったが、どれも実体の無いポチョムキンへの曖昧な理由に留まった。
2位は、2年連続で「ギター侍」こと波田陽区。3割が挙げたものの、結果的にしぶとく生き残っていることをアピールすることとなった。会見で得意のネタを披露したが、メキシコ芸能界斬りだったためウケは悪し。今にも消えそうな、2位に恥じない笑いを誘った。
3位には調査開始以来始めて明石家さんまがランクインした。細木カズ子による「アンタ、来年消える」の予言の影響と見られ、中高年層の女性からの投票が目立った。予言をした細木カズ子自身が先に消えてしまった現在、来年の運命が注目される。
このほか、井出らっきょが10年連続でトップ50入りし、ベテランとして気を吐いた。本社取材に対し「生涯現役。選出は名誉なことだし、得票を無駄には出来ない」と取り違えたコメントを出した。また、一部には武部勤自民党幹事長や海老沢元NHK会長、プロ野球ヤクルトのラミレス外野手らの名が挙がり、世間の目を反映した。
吉元興業はこの結果を受け、「実際、たいした参考にはならないんですがね」とした。