「七夕の願い事」に対し彦星が声明


七夕の当日になって、彦星氏らが組織する宇宙行事機構は「節度あるお願いをして」と異例の声明を出した。7日早朝から、日本全国の民放でコマーシャルが流れている。願い事を直接規制する可能性のある今回の要求に、一部で強い反発が起こるのは必至の情勢。

彦 星氏によれば、近年は「ユニークな」願い事が急増。「才能がほしい」「叶えてくれる願い事を100個に増やしてほしい」といったパターンが15年前の5倍 に増え、逆に「テストでいい点取れますように」「幸せになれますように」といったパターンが緩やかに減ってきていると言う。

「現代っ子の心の隙間を埋めるのが七夕と思っておりますが、いかんせん節度を守っていただきたい…」と本社取材に応えた彦星氏は語った。

中には、宇宙行事機構へ対する嫌がらせとも取れる「この願い事を叶えないでください」と言うものも見受けられ、「何もしなければ願い事を叶えたことになり、願い事を叶えるということは何もしないということ」というパラドックス的な事例にも頭を抱えている。

同機構は『お願いの年齢制限』も視野に入れているが、節度ある願い事の定義が曖昧である以上は今回の要求も実りは少ない見込み。

彦星氏は先日、冥王星さんとのスキャンダルが報じられ、織姫さんとの関係修復に必死。一連の要求を、機構の理事として「いい所」を見せるためのパフォーマンスと見る声があるが、当の彦星氏の願い事は「楽しかったあの頃に戻りたい」だった。

本日は、晴天の模様だ。