虚報タイムス、映像ニュースの配信開始


虚報タイムスは創設9年目を迎えたことを記念して、1日から試験的に映像ニュースによる配信を開始する。うそニュースの書籍化(「大嘘新聞」(2001年、やゆよ記念財団ほか)、音声ニュース化(2012年、「虚構新聞」)に次ぐクロスメディア化で、「他社との差別化」を図る狙いがあるとみられる。

映像は、インターネットでの映像制作・配信事業を行うE-KAF(東京)が制作。Youtubeとニコニコ動画に専用チャンネルを開設し、PCからの常時閲覧が可能。月に1回、ニュースが追加されるという。同時にアプリも制作されており、iPhone、Androidのスマートフォンからも視聴可能。

試験的に1年間配信を行った後、CSやBSなどでの配信も視野に入れて継続を検討していくという。将来的には「虚報通信社」として、世界初のうそニュース専門チャンネル開設を目指す。

虚報タイムスの広報官は「4月1日を逃したら発表できないニュース。今後は野菜栽培事業や居酒屋チェーン展開、学校法人化などのクロスメディア化につなげていきたい」と話した。

続けて小さな声で語ったところによると、「独自ドメインをとるのは本当です」とのこと。また、これまで配信したニュースを新聞紙面にレイアウトしたデータの定期配信事業(配達)、アプリ化も今年中に開始されるという。