新宿駅、東口と西口つなぐ新路線開業へ

新宿駅、東口と西口つなぐ新路線開業へ


写真=新宿駅は「迷宮」「魔境」「ダンジョン」「樹海」などと呼ばれる

写真=新宿駅は「迷宮」「魔境」「ダンジョン」「樹海」などと呼ばれる

複雑に入り組んだ構造から「迷宮」とも呼ばれる東京・新宿駅に、東口と西口を結ぶ新路線が開業することがわかった。訪日外国人など利用者増加に伴う混乱を緩和するためで、来年度の開業を目指す。

新宿駅は一日の平均乗降客数が約360万人と、世界一の規模を誇るターミナル。12路線が乗り入れる地上2階地下7階の構造は、「複雑でわかりづらい」との声が上がっていた。先月には、2015年末に京王口から都庁を目指したまま行方不明となっていた男性がサザンテラス口近くで発見されたことは記憶に新しい。

特に「わかりづらい」との不満が多かったのは「東口と西口のアクセス」で、不慣れな人は30分近くも迷い歩くケースが多いという。新たに開業する路線では新宿東口地下に東口駅、西口地下に西口駅を設置して地下鉄で結ぶ。両駅間は「快速」なら最短3分、「迷宮特快」は最短1分で往来できるという。

新路線開業を決めた新宿駅環境整備協議会は取材に対し、「駅に北口と南口しかないような地方から出てきた方にとって、出口だけで10カ所以上ある新宿駅は恐怖の対象だ」と指摘。続けて「新宿駅というだけで恐れず、新路線を利用してほしい」と話し、いずれはすべての出口を環状線で結ぶ計画もあるという。

東口・西口両駅は用地の都合から地下8階に新設予定で、すでに工事は着工。現場は誰でも見学可能となっており、協議会はアクセスについて「東口改札を直進したら左に曲がり、右手にある売店の角で右に曲がって、右に見えるエスカレーターで1つ降りて小田急が見えたら直進し、エスカレーターを2つ降り、左の階段を上がったら案内所があるので道順を聞いてほしい」と説明している。