ペンは銃よりも危険 所持と使用を厳罰化へ
国民の安全を審議する治安保障会議は20日、ペンなどの所持を禁止する「筆記用具所持等取締法」の成立を求める提言をまとめた。銃より強いとされるペンの規制強化で、より安全な社会の実現を目指す。
提言は、ペンや鉛筆など筆記用具の所持・使用を免許制とし、違反者は罰するというもの。筆記用具の輸入や譲渡に加え、シャープペンの替芯など部品の購入も厳しく制限する。
会議終了後の会見で高田晴久議長は「ペンは銃よりも強い。これまでに何人もの政治家と芸能人がペンの暴力を受けている」と説明。「こんな危険なものを野放しにしていいのか。これ以上、国民を危険にさらすことは出来ない」としている。
続けて「ペンはアナログの象徴。デジタル時代にそぐわない」とも述べ、義務教育でも「読み書き」の「書き」を削減する方針。「書写」の授業は廃止し、タブレット端末を用いた「コピー&ペースト」を新たに設ける。
「筆記用具所持等取締法」が成立すれば、すべての筆記用具は回収され火力発電所の燃料となる見込み。治安保障会議では今後、出席者全員の署名を添えた提言書を関係省庁へ提出するという。