ロケットから人が落下? 亡命目的か


写真=落下する人らしき影

写真=落下する人らしき影

アメリカ最西端に位置するブラーム国際宇宙センターで11日、ロケットが発射された直後に「人間らしき物体が落下するのを見た」との情報が多数寄せられ、現場は一時騒然となった。このロケットは、日本人の横田憲一さんも搭乗している「アクエリアス−2」。国際宇宙センターで作業する予定だった。

「初めてロケットを見たんで、興奮していました。ですから、打ちあがった直後に人みたいのが落ちたのを見たときも、『ロケットは人間を落としながら飛ぶものなんだ』と納得してしまいました」と目撃者の一人は語った。

現場では一般市民数百人が見学に訪れており、そのほとんどが「落下」を目撃。それらに証言を総合すると、どうやら落ちたのは「人間」で間違いない模様。

アメリカ最西端、メキシコ国境から数キロのところに建っているため、「メキシコからの亡命者が飛行機と勘違いして乗ってしまったのでは」という説が有力視されている。この落下した人間(?)は行方不明で、真相の究明には時間が掛かりそうだ。

なお、「アクエリアス−2」は、予定通り大気圏を通過した。