高音歌手・ンドゥラマが人気


写真=「La La ZWooL」ジャケット

写真=「La La ZWooL」ジャケット

今、スペインでは「謎の”高音歌手”ンドゥラマ」が爆発的な人気です。

昨年末、1stアルバム「La La ZWooL」を自費で発売。直後、その特徴的な声質を様々な著名人が絶賛したことでブームに火がつき、発売から3ヶ月でスペイントップクラスの歌手となりました。「La La ZWooL」は200万枚を突破しています。

そんなンドゥラマの素性は不明。その名前から、アフリカ系と噂されていますが、彼女(彼?)は一切メディア出演を拒否し、PVにすら姿を現しません。

全ての情報は「La La ZWooL」と先月発売の「Lool Id EL」の歌声のみです。その歌声というのは、超高音。スペイン声楽家協会の会長の話によれば、史上最も高い「フルテニア」という声域を出せる唯一の歌手なのだそうです。

この声域はもはや「音」に分類されているそうで、哺乳類が母親の胎内にいるときに聞く超音波に近い特徴を持っているそうです。そのため、多くの人々が「安心感」を得るのは当然と言います。

世界的ピアニカ奏者のアル・フランクソンは「神秘の歌声」、ピアニストであるユーラ・U・マールは「あれは声じゃない。感覚よ」と感想を語っています。

確かに、独特な発音を多用して歌うスペイン語歌詞に、あの高音がブレンドされた曲は、聴く者を圧倒させ、不思議な気分にさせてくれます。

そんなンドゥラマの新作「SKY」が来月1日に発売されます。アメリカのフロリディアン・レコードが世界での販売権を得ていて、日本でも同時発売されるはずです。是非、「神秘の歌声」をお聞きください。きっと、感じるものはあるはずです。