ブレア・ブッシュ・プロジェクト完成発表会見


写真=ポスター

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アメリカ・ハリウッドで5日、「ブレア・ブッシュ・プロジェクト」(世界各国で05年2月公開予定)完成発表会見が開かれた。会見には、監督のトニー・アレク氏(41)や主演女優のサラ・クソビチャヴィッチさん(26)、また、日本 人出演者の菅井きんさん(78)、岩城滉一氏(53)らが出席した。

「ブレア ~」は、9.11テロ以来の世界情勢の変化を追求。イラク開戦をイギリス・ブレア首相とアメリカ・ブッシュ大統領による一大プロジェクトと位置づけ、二人 を中心とした世界の流動的変化を鮮やかな映像美とスリリングでスピード的な展開で表現している。

主演女優のクソビチャヴィッチさんは、プロジェクトの深層 に迫る女性記者ライス役。激しいアクションもスタントなしでこなしたと言う。「(撮影は)楽しかったわ。Mr.イワキが頼もしかったわね!」と終始笑顔だった。

作中では、世界要人の繋がりもユーモアあふれる編集で表現されており、一種のブラックユーモア映画としても楽しめるとのこと。

アレク監督は、「この映画は決してフィクションではない。しかし、ノンフィクションでもない。そして、ブレア・ウィッチプロジェクトとは関係ない」とし、製作の意図を熱く語った。

日本の小泉純一郎首相を演じきった岩城氏は、「小泉さんの役は2回目(以前、TVドラマで小泉首相役を担当)だけど、いや、いいもんだね。最高の演技ができた」と満足した様子だった。

スーパーアドバイザーとして特別参加した「キル・ビル」シリーズのタランティーノ氏も、「華氏911とは一線を画すね。目指しているものが違うけど」と語った。

なお、この映画はR−15指定。日本での公開は来年5月を予定。エンディングソングに日本の大塚愛さん(21)の「さくらんぼ」が使われていることにも注目だ。