正月番組の録画は事実誤認の恐れ 「公正表示守る会」が指摘


市民団体「公正表示を守る会」は3日、年始に放送する正月番組の前年末の収録は、視聴者に事実を誤認させる恐れがあるとして、「生放送への統一」嘆願書を放送倫理委員会へ提出した。

宮内良子委員長は、「年末に堂々と正月番組の収録をするということは、立派な虚偽表示」と今回の運動の理由を挙げた。同委員会によると、約3人程度の賛同者がいるという。

今回の嘆願書は「正月番組における生放送の徹底」を求めており、「生放送ゆえのハプニングがテレビには必要」との考えもあるという。近年の正月番組はCGなど編集が行われており、これも虚偽表示だとしている。

これらの嘆願書の法的拘束力は一切無いため、実現は難しいと見られる。