「事件の香り」する消臭芳香剤を発売 「ドキドキ感味わって」

「事件の香り」する消臭芳香剤を発売 「ドキドキ感味わって」


写真=事件の香りがプンプンする洋館(この後、電話線が切断されます)

写真=事件の香りがプンプンする洋館(この後、電話線が切断されます)

金田一製薬は11日、消臭芳香剤「GENBA(ゲンバ)」を発表した。来月1日から全国の薬局や薬店、スーパーなどで発売する。

厳選したオイルを配合し、置いておくだけで「事件の香り」が部屋に全体に広がる消臭芳香剤。手軽にサスペンス空間を演出でき、同社は「平穏な日常に飽き飽きしたらドキドキ感を味わってほしい。事件の香りは決して消せない」と狙いを語る。

香りのラインアップは、「外部との連絡手段が遮断された洋館の香り」「日常がじわじわと不気味な何かに侵食される香り」「ハードボイルドな探偵事務所の香り」「自白にうってつけの断崖絶壁の香り」の4タイプ。目的に応じて使い分けることがオススメだという。

だが、満員電車など人が密集する場所に設置した場合、痴漢と間違えられるなど「本当の事件」に発展する可能性があることから、使用場所には十分な注意を促している。

今回、商品発表の会場にも「外部との連絡手段が遮断された洋館の香り」が置かれ、開始前から不穏な空気が充満。途中で「殺人者と一緒に会見なんかできるか!」と叫んだ社長が退室したり、不気味なメッセージをつぶやく双子の少女が登場するなど終始話題の尽きない会見となった。

第二弾として「因習の残る地方で本陣を務めた家の和室の香り」を開発途中だが、現地取材に向かった開発担当者と連絡が取れなくなっているため発売時期は未定だという。