残飯からパンを作る「残パンくん」発売へ ホームベーカリーの新作


写真=使用される残飯

写真=使用される残飯

SONYOは23日、残飯からパンを作ることができるホームベーカリー「残パンくん」を(69000円)発売した。米からパンを作る種類のホームベーカリーが人気となる中、この業界に新風を吹かせそうだ。

「究極のエコ」という触れ込みで開発された同機は、家庭ででる様々な生ゴミ、残飯を利用して、焼きたてのパンを作ると言うもの。「Ka-Bi-Run×2」という特殊なイースト菌を使用することで実現した。

発売会見では食べかけのおにぎり、古くなった食パン、飽きてしまって放置した米粉パンなどの残飯から作られた「残パン」が振る舞われた。試食した記者は、「ほんのりした酸味とふわふわの食感がミスマッチ。少しだけキャベツの芯の味がした」と感想を述べた。腹痛等の副作用はないという。

SONYOによると同機はエコという観点からも注目度が高く、「大量の食べ残しがあればどこでも焼きたてのパンが食べられる」ことが最大の売り。世界展開も視野に入れており、その第一段として、西アフリカの極貧地帯に同機100台を試験投入する予定だという。