中国、人間の小型化に成功 人口増加対策に期待
中国外交部の秦賛報道官は28日、定例記者会見で「人間を5分の1に収縮させる実験に成功した」と発言し、中国人民の小型化を発表した。今ある土地に5倍の人数が住めることになり、人口増加に悩む中国にとって「新たな一歩を踏み出した」としている。
報道官は続けて、「食べ物が無いなら胃を小さくしろ」という故事を引用して政府の方針を示した。その上で「この思想は諸葛孔明の『戒子書』に記されている」と歴史的正当性を示し、懸念される人権・倫理問題を一蹴した。
小型化の対象はネパール人や新疆ウイグル族といった少数民族であることも明らかにし、中国国内での民族勢力図を再認識させる狙いがあると見られる。同時に、技術の高さを証明することで国威高揚と諸外国へのけん制とする見方もある(政府外交筋)。
漢民族の小型化について問われると「北京オリンピックが終わってから考えたいと思うが、その、いや…まあ、ねぇ」と言葉を濁す場面も見られた。
会見場には「実験成功モデル」として小型化した巨人族らが登場したが、それでも成人男性並の身長だった。