オハイオ競売後日談 出品者は知事


アメリカのネット競売大手B−Bayに出品さ、れ話題となっていた「オハイオ州」について本日、同州のトム・トレーシー知事(58)が「私がオハイオの『出品者トム』だ。PCの履歴を見てもらえば証拠になる」と衝撃の会見を行った。

トムことトム・トレーシー知事の説明によると、9日は執務終了後、つい日ごろのストレスから飲酒し」てしまい、「知事執務室のマイPCから出品した。酩酊していてなぜそのような愚かなことをしでかしたのか解らないが、意識がはっきりすると目の前には『出品しました』という表示があった。決して本意ではない」として、心神喪失時の過失と事故を強調。B−Bay側にはIDを添えて出品削除を要請し、同州の出品は午後1時丁度に取り消された。

このまさかの事態にオハイオ州民は驚きを隠せない。「知事はオハイオを愛していないね。ヴァージニアよりは産業が劣るって言うコメントもあったんだろう?」(商店店主マイケルさん)、「信じられないわ。悪魔が知事に乗移ったのよ」(大学生ジェシカさん)本日2時には、オハイオ州民団体”オハイオの陽は光り輝く会”が「州民を売り飛ばし、行政権までも放棄と言う奴隷同様の仕打ち」としてトレーシー知事を警察署へ訴えた。

オハイオ州は出品以来、本日午前9時の時点で入札は800件を超え、価格はスタート時の1ドルから40万ドル(約5000万円)に達していた。

B−Bay側が明かしたところによると、出品者の記入要項に「あなたにとって、出品しても後悔しませんね?」の問いに「こんなふざけた州だから当然」、「希望落札額は?」には「これはチャリティー。良ければ無料だって良い」と記されていたと言う。