今年度のオークション大使決まる 民間人を登用


今年度から発足した国際オークション連盟(IOA)は13日、「極めて重要」と位置づけるオークション大使にデレック・シュナイダーさんを選んだと発表した。同氏はアメリカ・オハイオ州で電気工務店を営んでおり、発表会見にも出席した。民間人の登用について連盟は「なるべくしてなった、と言うべき」と語り、今後の活動に期待を寄せた。

シュ ナイダーさんはオークション界で「兄貴」とまで慕われ、これまで様々な偉業を達成したという伝説的人物。会見で明らかとなったプロフィールによると、これ までにコイン、中国磁器、大豪邸、ゴッホの絵画といったものから家族、仕事、地位、戸籍までをオークションで手に入れたという。

「今は家族全員が喜んでいます」と笑顔で語った同氏だが、落札されてリトアニアから来たと言う末っ子(9)が「大使の地位もオークションで買ったのです」と真顔で暴露して会場を爆笑の渦に巻き込む一幕もあった。

大使は世界中でオークションの普及活動に参加することになっているが、同氏は即日、eBayに大使職を出品した。