ハロウィンの日に宇宙人襲来 誰も気付かず
日本宇宙開発研究所は1日、緊急の会見を開き、10月31日に未確認飛行物体(UFO)と宇宙人が地球に飛来していたことを明らかにした。しかし誰もその存在に気付かず、UFOと宇宙人は構ってもらえないまま宇宙へ戻ったと見られる。
会見した藤巻所長によると、31日午前10時頃、レーダーが地球へ接近する謎の飛行物体を確認。物体は日本の上空へ飛来すると東京都へ着陸したと見られる。所員はハロウィンの仮装に夢中で異変に気付かなかったという。
その後、宇宙開発機構のパラボナアンテナが地球のものとは思えない謎のメッセージを受信したが、これも「イタズラだと思い」(藤巻所長)しっかりと確認しなかった。
午後1時頃になると、研究所の壁が異次元のように歪み、壁の中から奇妙な姿形をした宇宙人と見られる生命体が登場したが、目撃した所員は「ハロウィンの仮装だと思い」(藤巻所長)しっかりと確認しなかった。
一部の所員が宇宙人を同僚の悪ふざけだと思い叱ったところ光線銃のようなもので攻撃され蒸発したというが、これも「悪ふざけだと思い」(藤巻所長)しっかりと確認しなかった。
研究所内に侵入した宇宙人は興味を持たれていないことを悟ると市街へ出たようだが、ハロウィンで盛り上がる人々は誰一人として本物と気付かず、宇宙人にお菓子を渡す様子が防犯カメラに残されていたという。
宇宙人たちは構ってほしそうにウロウロした後、午後5時頃に再びUFOに乗り込み宇宙へ戻っていったと見られる。この段階になって異変に気付いた所員が受信して放置していたメッセージを確認し、「ワレワレ・ハ・チキュウ・ヲ・シンリャク・スル」と読み取れることがわかった。
研究所は直ちに対策本部を立ち上げものの、宇宙人は既に退却したため即座に解散した。藤巻所長は「ハロウィンの仮装だと思い緊急性は無いと判断した。来年に備えたい」としている。