羊の精肉工場で謎の病気が流行 ルーマニア


写真=羊

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ルーマニアの地方都市マンダチェスカで、昨年から謎の病気が流行している。猛烈な睡魔に襲われ、「死んだような」深い睡眠状態に陥ってしまうという。幸い、患者の多くは数日後に目を覚ましているというが、中には100時間眠り続けたケースもあった。

患者の多くは20代から50代と幅広いが、全員が同じ羊肉精肉工場で勤務しているという共通点が発見されたという。科学テロや放射能汚染の可能性も指摘され、保険当局は同工場を即時に閉鎖して徹底的な検査を行っているが、現在も原因はわかっていない。

羊肉を数える部門で最も多くの患者が出たことも「調査中」としており、地元住民は恐怖に怯えるだけというのが実情だ。

ルーマニア大学のシェフトリア教授も「こんな症状はこれまで報告されていません。羊の関連は疑わしいのですが…」とお手上げで、この奇病に世界の注目が集まっている。