てるてる坊主は非人道的 国連で非難決議
国際人権連合委員会は31日、晴天を願う日本の風習「てるてる坊主」に対する非難決議を採択した。加盟30ケ国中、賛成が28、反対1、棄権1だった。
非難決議の中でトーマス・タウンゼント議長は、「首くくり人形を屋根にぶら下げるなど、生け贄を連想させ残酷だ。子どもたちの健全な成長を阻害する」と指摘。その上で「日本には前時代的なこの悪習を即刻中止し、真の文明国となることを期待する」と事態の改善を促した。
てるてる坊主を巡っては、幕末の散髪する武士の写真が「生け贄にされるサムライ。コカの葉を大量に接種させられハイになっている。この後で首にロープが(以下略)」とのキャプション付きでイギリスの教科書に掲載され、日本大使館が抗議する事態も発生している。
人権意識の高い欧米を中心に「反てるてる坊主」の連携は広がっており、このままでは東京五輪への悪影響を懸念する声もあがり始めるなど事態は深刻だ。
決議で賛成票を投じたある「人権国家」の代表は、「近年は紙で出来た人形を使うことでカモフラージュしているようだが、そういう問題ではない。晴れて欲しいのなら、我が党の開発した特殊な薬を上空から5、6トンも散布すれば済むことだ」と日本の「てるてる坊主隠し」に不快感を露わにした。
元々は中国から日本へ伝わった風習だが、「中国の風習をいちいち取り上げていたらきりがない」(タウンゼント議長)として問題視しない方針だという。