世界初、静電気発電所を建設へ セーターと下敷きで

世界初、静電気発電所を建設へ セーターと下敷きで


写真=猫も帯電しやすく、静電気発電への応用が期待されている

写真=猫も帯電しやすく、静電気発電への応用が期待されている

有識者で作るエネルギー開発会議は25日、世界初の静電気発電所を建設すると発表した。静電気の有効活用が狙いで、2020年の運転開始を目指す。

静電気発電は、セーターを着た従業員が下敷きを髪にこすりつけ、おしくらまんじゅうをして発電する仕組み。場合によっては猫も撫でるという。温室効果ガスを排出させないことから「総天然エネルギー」として期待されている。

同会議によれば、必要なセーターと下敷きは年間5億トンと想定。廃棄されるものをリサイクルするが、日本国内の在庫は5日分しかないため、燃料用のセーターと下敷きを生産する工場を全国1000カ所に500億円かけて建設するという。

会議の出席者は「静電気発電は空気を汚さない。リサイクルだけでは足りないので、セーターと下敷きの供出を国民にお願いしたい」とも話しており、プロデューサー巻きの愛好者には大きな打撃となりそうだ。

静電気発電は、将来的に海外への売り込みも検討。2020年東京五輪で追加種目を目指す「おしくらまんじゅう」を世界へアピールする絶好の機会でもあり、「スポーツと発電の共存」を実現する希有なモデルとして期待は高い。

一方で、おしくらまんじゅうで発生する「従業員の熱気」が温室効果ガス以上の悪影響を及ぼすとの指摘や、普段の生活で発生する静電気を利用しないことについて「冬場の静電気被害の解決になっていない」と批判も巻き起こっているという。