「週刊ブラックカンパニー」が創刊


ブラックメディアは7日、ブラック企業の経営者に向けた雑誌「週刊ブラックカンパニー」を創刊することを発表した。「より黒いブラック企業」を目指すために内容になるという。

創刊号の内容は、巻頭特集「労基法は怖くない」や「敏腕ブラック経営者インタビュー」など。「社畜の育て方」を実例で学ぶコーナーでは「残業は無能の証」や「会社辞めてもいいけど、転職先あるの?」など効果的なフレーズを紹介している。

記者会見したブラックメディアの高橋社長は「ブラック企業は着実に増えて隆盛を極めているが、一方でブラック業界の競争は激しくなっている。ブラック企業同士が血で血を洗う様相を呈しており、より黒いブラック企業になって利益率を上げたいと考える経営者は多いはず」と創刊の狙いを述べた。

また、世論がブラック企業へ批判的な空気になっていることについても触れて「ブラック企業も必死。会社を存続させる一助になれば良い」とし、ブラックカンパニーのニーズはあるとの見通しを示した。

創刊号は11月10日発売予定で、定価は690万円。週刊誌としてはかなり強気だが、ブラック企業の経営者なら確実に払える価格として設定したという。

写真=「週刊ブラックカンパニー」創刊号

写真=「週刊ブラックカンパニー」創刊号