NNTドコモ、LINE専用端末を発売 通話機能を廃止


NNTドコモは21日、スマートフォン向け無料通話・チャットアプリ「LINE」でのコミュニケーションに特化した専用端末の発売を発表した。同社は今月、LINEを提供するLINE株式会社と業務提携を結び、共同で開発を進めていた。夏の発売開始を目指しており、価格は未定。

専用端末は、LINEの特徴であるスタンプ(感情や行動を表現した画像でやりとりする機能)とゲームに特化。画面を見やすいようにディスプレイの発色を強化するほか、メモリ容量を増強し、データ通信速度を高める。通信でトラフィックに負荷をかけるとして、通話機能は廃止する。

記者会見した稲田社長 は、「スタンプやツイッターなどSNSによるやりとりが中心となった現代人にとって、通話機能は無用の長物。新しいコミュニケーションの形を追求した結果だ」と胸を張る。「これまでの収益は他社よりも高い通話料で成り立っていたのでは」との記者の問いに対しては、「パケット定額のプランを改定して対応したい」とした。

コミュニケーションに詳しく「便所飯入門」や「ぼっち研究」などの著書がある仲野独人さん(自宅警備員、批評家)は、「私の通話履歴は、去年の夏に宅配便からかかってきた不在通知が最後。没コミュニケーションの加速する時代に、通話機能の廃止は当然の流れとして歓迎したい」と評した。